しばらく海外を回っていて、様々な富裕層と会ってきました。
一方で、日本で仕事をしてくれているメンバーのことも観ていました。
そこで、ふと思ったのは、なんだろう?この違和感。ということです。
【仕事=お金を作る行動に対してのスタンス】
今回、約一週間を香港とシンガポールで過ごして触れ合ったヒトの中には様々な人がいました。
エリートサラリーマン
転職が決まった間の時間
スタートアップ企業でこれから未来を作ると輝いている人たち
と言った、「これから」のヒトたちだけでなく
シンガポールで6-7番目くらいの大富豪の息子。
つまり、生まれながらの大富豪
(お父さんから120億円振り込まれたことあるんですって。
働こうとは思えないでしょうね。苦笑)
金のトレーディングで資産を二桁億作っているヒト
金融系の大富豪
カジノの経営者
何やっているか、よくわからないけどお金持っているヒト笑
などと言った、「仕上がっている」ヒトたちとも多くの時間を過ごしてきました。
【エリートサラリーマンの会話】
ボクの同級生とか、正直、すごく優秀なんですよね。
米国のトップスクールでMBAを取得してそのまま世界最高峰の投資銀行に入り、転職して、ヘッジファンドで活躍している。
絵に描いたようなエリートとか。
それでも、まだ仕上がっていない。
ようやく、遊べるようになったんでしょうしね笑
それなのに、こういう人たちは、仕事の話をしないんです。
もしくは、「仕事終わるのが、◯時だから」と、仕事とプライベートを分けて話してたりしています。
【さっさと”仕上がった”ヒトの会話】
それに較べて、起業家たちの会話は、もっと刺激的です。
会話していたら、「◯◯とか、何とかさん向きじゃないですか?」とか
「あっ、それ、ボクの知り合いにやっていた人がいます」とか
「これから法改正があるから、◯◯の準備をしておいた方がいいんじゃないですか?」とか
いっつも未来の話をしているし、
自分が関わるには・・
その話を、前に進めるには・・
と、いつも考えている。楽しそうに笑
エリートサラリーマンでも、小金持ちにはなれると思うんですけれど、ボクが今回会ってきたような大金持ちには、なれそうもありません。
なぜなら、「仕事」「お金」に対する考え方が全く違うから。
【日常生活で、いかに”価値”と向き合うか】
これ、ボクの会社のメンバーにも考えて欲しいです。
一代で大金持ちになったヒトは、ひとりの例外もなく、日常生活で、新しいもの、誰かが欲しがるもの(=価値)を作り出すことを考えています。
それは、とても自然な行為で、さっきまで、どんなバカ話をしていても、何かを生んだり、何かをオペレートする話になったら再優先。
必要なら、日本にだって電話かけます。
お金を生む行為というのが、日常の中に溶け込んでいます。
一方で、ボクが知っている限り、どんなに優秀であっても、サラリーマンに、そういうヒトは一人もいません。
正確には、そういう人は、サラリーマンに見えないんでしょうね。
社内にいる、起業家として働いていそうです。
こういう、スタンダードの違いを見せつけられると「大金持ちになる資格ってあるんだなぁ」と肌で感じてきた次第です。
日本にいるボクの会社のメンバーを観て、果たして、それだけの「資格」を持っている人が
何人いるのか。
うすら寒い思いがします。
まあ、会社のメンバーは全然わかっていないんですけど。
この感覚、伝わるといいなぁ。
小川晋平